2022/04/28 Winning interview

念願の初優勝を手にして

優勝MV

東芝所属の高橋彩華プロがフジサンケイレディスクラシックで念願のツアー初優勝を飾りました! 優勝を手にした心境を本人に語ってもらいました。

初優勝おめでとうございます!

高橋プロありがとうございます!

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優勝インタビューを元にした記事はすでに多くの方がご覧になっていると思いますので、その後の話からおうかがいしたいのですが、優勝した日の夜はどのように過ごしましたか?

高橋プロその日は家に着いたのがけっこう遅かったので、そのまま寝ました(笑)

優勝した翌日はどのように過ごしましたか?

高橋プロ1日だけ(地元の)新潟に帰っていました。予定をたくさん入れていたので、けっこう忙しかったですね

優勝報告ということではなく、最初から新潟に行くことが決まっていたのですか?

高橋プロそうです

本日(4月26日)は浜野ゴルフクラブ(パナソニックオープンレディースゴルフトーナメントの試合会場)ですか?

高橋プロはい、練習していました

いろんな人からお祝いの言葉をかけてもらったのではないですか?

高橋プロ仲のいい選手とかメーカーの方から『おめでとう』と声をかけてもらいました

フジサンケイレディスクラシックの試合会場にご両親はいらしていたのでしょうか?

高橋プロはい、二人とも来ていました

それはいつものことですか?

高橋プロいや、お父さんはたまたま来ていて、金曜日で帰る予定だったんですけど、最後まで残りました。お母さんはいつも来ています

ご両親からはどんな言葉をかけてもらいましたか?

高橋プロ『おめでとう』と言ってもらいました

ご両親は泣いていましたか?

高橋プロさあ、どうなんですかね。見ていなかったですね

ご自身は最終ホールのパーパットを決めた瞬間に大粒の涙がこぼれました。

高橋プロ最後のパットを入れるまでは集中していました。入った瞬間はすごくうれしかったですね。ホッとした感じでした

シーズン開幕前のインタビューでは、初優勝はもう意識しないとおっしゃっていましたが、実際にシーズンが始まってからはどんな思いでしたか?

高橋プロチャンスが来たら取りたいと思っていました

「チャンスが来たら」ということで言いますと、開幕第3戦のTポイント×ENEOS ゴルフトーナメントの2日目終了時点で首位と1打差の2位でした。あのときはチャンスと感じていましたか?

高橋プロそんなに調子がよくなくて(優勝が)狙える状況ではなかったので、できるだけ上位にいようと思っていました

今シーズンはクラブ契約がフリーになり、いろんなクラブを試してセッティングを決めたと思うのですが、調子がよくなかった原因は何だったのでしょうか?

高橋プロ根本的な原因は分からなかったのですが、練習の振り感と試合の振り感は違いますから、何かを変えなきゃいけないと思っていました

そんな中、大会直前にアイアンを(ミズノプロ225に)変更しました。何がきっかけだったのでしょうか?

高橋プロシャフトメーカーの方にたまたま勧められて、打ってみたら意外とよかったので、そのまま組んでもらいました。アイアンがずっと曲がっていたので気分転換で替えてみました

それで大会初日に8アンダー63という好スコアをマークしました。

高橋プロ何も考えていなくて、上がってみたらいいスコアだった、という感じでしたね

2日目はどんな気持ちでプレーしていましたか?

高橋プロアンダーで回れたらいいなと思っていました

2日目も2アンダー69でプレーし、通算10アンダー単独首位で最終日を迎えることになりました。

高橋プロゴルフ場にいないときはそんなに緊張していなかったので、いつもどおり過ごしていましたが、スタートホールに立ったときに少し緊張しました

1番ホールと2番ホールが2連続ボギーというスタートでしたが、そこからどうやって立て直したのでしょうか?

高橋プロバーディを取らなきゃダメなので、ピンを狙っていかなきゃいけないと思いました

スコアボードを見ながら自分の順位を確認していたのでしょうか?

高橋プロいや、そもそも(スコアボードが)あまり置いていなかったので、周りの状況は分からなかったですね

そうすると優勝を意識し始めたのは何番ホールからですか?

高橋プロ17番ホールですね。ティーイングエリアで2位と1打差ということが分かって、『(ティーショットが)グリーンに乗ったらいいな』と思って打ったら乗ったので、一つ目の関門はクリアしたかなと

18番ホールの第2打がグリーンに乗ったとき表情が和らいだように見えましたが、どんな心境でしたか?

高橋プロしっかり2パットで上がろうと思いました。ファーストパットを寄せた時点で、自分がよっぽど変なことをしなければ大丈夫と確信しました

初優勝したことで今後の目標設定が変わってくると思います。次の目標は見えていますか?

高橋プロ早く2勝目を挙げることですね

2勝目を挙げるためにはどんなことが必要だと考えていますか?

高橋プロ今までみたいに練習を続けることです

高橋プロのさらなる活躍を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

高橋プロ早く2勝目を挙げられるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!

PROFILE

高橋 彩華Sayaka Takahashi

生年月日:
1998年7月24日
出身地:
新潟県新潟市
出身校:
日本ウェルネススポーツ大学(在学中)
身長:
162 cm
血液型:
A 型
プロ入会期:
2018年7月28日(90期生)
ゴルフ歴:
10歳~
スポーツ歴:
空手、陸上
PROFILE

父親の影響で10歳からゴルフを始め、地元・新潟県のジュニア大会で頭角を現す。2016年には日本女子アマチュアゴルフ選手権競技で優勝し、アマチュアナンバーワンのタイトルを手にした。その実績が評価され、2016年後期のナショナルチームに選抜。当時の日本女子アマチュアランキング1位にも輝いた。

開志国際高等学校(新潟県)卒業後の2018年にプロテスト合格。2018年7月28日入会の90期生としてプロデビューした。2018年シーズンは年間29試合に出場し、賞金ランキング92位という成績だった。

プロ2年目となった2019年シーズンはQTランキング28位で前半戦の出場権を獲得。6月の宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメントで初のトップ10入り(10位タイ)を果たすと、翌週のニチレイレディスで優勝争いを演じ、惜しくもプレーオフで敗れたものの単独2位に入った。

これらの成績により、中盤戦と後半戦の出場権も獲得。9月以降は12試合中6試合でトップ10入りと抜群の安定感を見せた。2019年シーズンは年間38試合に出場し、年間獲得賞金は5528万9178円。賞金ランキング19位で賞金シードを獲得した。

2020-2021年シーズンは、賞金ランキング11位となり1億884万8310円。ベスト10入りが21試合と質の高い安定的なパフォーマンスを披露。

2022年 40thフジサンケイレディスクラシックで初優勝。